小橋公園・真田山公園・宰相山公園・三光神社・真田山陸軍墓地・難波宮(天王寺区・中央区)つづき・・・
上本町を越えたところに小橋(おばせ)公園っていうそれほど大きくない公園があって、そこで初めて下に下してもらって、トイレができて、休憩ができて・・・ホッとできたんだろうね。
ふつうのどこにでもある公園だったから、おまえたちを休憩させたらすぐにまた真田山公園のほうに向かったけど、それでもおまえがリフレッシュできたのはすぐにわかったよ。
真田山公園は、時間帯もあったんだろうけど人が多くて、また野良猫も多くて、ほとんどリードを持ちっぱなしで、なかなかおまえたちも自由に過ごすることができなかったね。
ただ、これからこっちのほうにおまえたちといっしょに散歩に来るとき、休憩するのには使おうと思っていたんだ。もう二度と来ることはなくなってしまったけど。。。。。
おまえは、四天王寺が近くなり始めたぐらいからだんだんとあくびの数が増えだして、通り過ぎゆく街並みには興味を示しているも、歩けないことに退屈そうな表情に変わっていっていましたね。
今考えれば、四天王寺まででも、上本町まででも、いつものようにこの日も、人通りの少ないところや、歩道幅の広いところだけでも選んで少しぐらい歩かせてやって、その途中でまた自転車に乗せてやってたら・・・と、反省してるよ。
この日は大阪城のそばにある難波宮まで行くつもりでかなりの距離だったので、おまえたちには上本町を越えるまでずっと自転車に乗っててもらって。
通天閣の横の恵美須町から四天王寺へ上がって行くこの坂道。大阪城に行くのにも、また、おまえが若かったときに四天王寺の境内に散歩で遊びに来ていたときからも、もう何度となく上り下りした坂道だね。
おまえたちふたりを自転車のかごに乗せて、この坂道を上るのって、本当にたいへんでさぁ・・・。夏でもないのに私は、汗かきながらフーフー言いながら、毎回上ってたね。
おまえがいなくなってから、このあいだ、のこだけを乗せて、鶴橋のとあるドッグカフェから帰るのに、この坂道を下ったんだよ。おまえが乗っていないぶん、この坂道の行き来も少しはらくになるかと思ってたんだけど、ぜんぜん違ってた。ぜんぜんらくじゃなかった。。。
自転車のペダルは確かに軽くなったけど、おまえを失った悲しさと寂しさに足取りが重くなる一方なんだ。あふれ出る涙で前が見えなくなり、下り道なのにぜんぜん自転車をこげないんだ。
自転車のかごに乗せたときのおまえの重みは、おまえのからだだけの重さじゃない。おまえが生きてきた今までの想い出がおまえのからだにたっくさんたっくさんに!!詰まっていた・・・その重みでもあったんだと今そう思ってるんだ。
だから、汗かきながらでも、フーフー言いながらでも、自転車をこぐのが楽しかったんだ。ふたり並んで乗るおまえたちと、たっくさんに詰まったおまえたちふたりぶんの想い出をいっしょに私はかごに積んで自転車をこいでいたんだね。
くろ、本当に楽しかったんだよ。本当に幸せだったんだよ。
おまえが生きがいだったんだよ。。。。。